これは山尾議員自身が、新聞社の取材で明らかにしたもので、「改憲論議に真っ向から首相案をはねのけるためには、倉持氏のサポートを受ける必要がある」などと説明。不倫関係にあったものとみられる倉持氏を政策顧問に迎えたことを明かしたうえで、その正当性を主張する。
さらに同氏は、不倫問題を取材するメディアについて、「女性政治家であるがゆえにプライバシーに土足で踏み込まれる風潮」「むきだしの好奇心を満たせと繰り返している」などと猛批判を展開。
そして、不倫発覚後の記者会見についても「『男女の関係はない』などと言う必要もなかった」とし、自身の行動を正当化するような発言に終始した。
山尾議員が倉持氏を政策顧問に迎えたニュースは、8日朝から大々的に報道される。『ノンストップ!』(フジテレビ系)では山尾議員の支援者として知られる漫画家の小林よしのり氏が電話取材に応じる。
そのなかで小林氏は、山尾議員に対し世間から批判される可能性を指摘すると、「分かってます」と回答があったことを明かした。
山尾議員は、倉持氏の政策顧問起用はあくまでも「公約を実現させるため」との主張だが、世間の評価は厳しい。東国原英夫が自身のツイッターで「老婆心ながら週刊誌を舐めないほうが良い」と忠告したほか、『バイキング』(フジテレビ系)では坂上忍が「この状況で請けるか?」と倉持弁護士を批判する。
さらに、カンニング竹山は『直撃LIVEグッディ』!(フジテレビ系)内で「何もないなら、政治家だから週刊誌なり何かを訴えなきゃいけない。けじめとそれをやらないと、一票入れた人も納得がいかない」と断罪。
そして、極めつけは山尾議員の後援会長。山尾議員を支える立場だが、「イエスかノーかと言われればノー。タイミングとしてノー」とコメントしていることが判明。当選後「公私のラインを引く」と殊勝に話した山尾議員だが、そのラインは、かなり自分勝手な尺度で決められたものだったようだ。
「奇跡の当選を果たし、無所属ながら立憲民主党の会派に入るなど、追い風が吹いていただけに、調子に乗ってしまったのでしょう。それだけ、彼を忘れられないということでもあると思いますが。
普通に考えて、不倫が報じられた相手とまた一緒に仕事をするという神経は異常ですし、それを正当化するような発言も一般人には考えられません。
不倫疑惑がウヤムヤになりつつあっただけに、今回の措置は自爆としか思えない。議員辞職を迫る声も出てくるはずですよ」(永田町関係者)
恋は盲目ということのようだが、さすがにやりすぎか。