GI初挑戦だった昨年はカンパニーの前に5着(0秒8差)と後塵を拝しているが、実力の片鱗を示したことも確か。度重なる骨折に見舞われ、〈9116〉とキャリアは4歳馬並み。
7歳馬だが心身とも若々しい。その証しが前走のオールカマー優勝だ。天皇賞から10ケ月半のブランクをものともせず、春秋のグランプリ馬ドリームジャーニーに快勝。底知れぬパワーと、成長の跡を見せつけている。
そして、舞台はメンバー最多の6勝を挙げている東京コース。道悪馬場に左右されない強みもあり、まさに千載一遇のチャンス到来。大いに期待したい。
GI4勝を誇る女傑ブエナビスタが相手になる。牡馬混合のGIを4勝したウオッカと比較するのは酷だが、手が届く位置にいるのは確か。当然、逆転も考えられる。
◎10シンゲン
○2ブエナビスタ
▲3ジャガーメイル
△12アーネストリー、14ネヴァブション
10R「紅葉ステークス」(芝1600メートル)は東京で3勝を挙げている、コース巧者のキタノリューオーに白羽の矢。
メンバー最速の差し脚を発揮しながら、2着と惜敗した前走の秋風S。結果論だが、東京なら突き抜けていたかもしれない。道悪馬場も苦にしなさそうだし、チャンスは十分ある。
◎14キタノリューオー
○12フラガラッハ
▲11ダイレクトキャッチ
△6ダブルウェッジ、13ケイアイライジン
9R「河口湖特別」(ダ1600メートル)は休み明け2戦目で上積みの大きい3歳馬、バルーンでいける。
その前走は牡馬混合ながら、小差3着と好走。ここに大きく望みをつないでいる。今度は差し切りが決まる。
◎4バルーン
○8アースリヴィング
▲5アイノレグルス
△2ブレイクチャンス、10ウインベルセルク
最終R「東京ゴールデンP」(ダ1400メートル)は(1)(2)(3)(1)着と、今夏を境に地力強化の目覚ましいウインブシドウでもう一丁。
成長力に富んだ3歳馬でプラスアルファは大きい。クラスの壁も一気に突破する。
◎7ウインブシドウ
○2インオラリオ
▲1ノーリプライ
△3メトロノース、9ディアマジェスティ
福島11R「河北新報杯」(芝1200メートル)は満を持して出走する、平坦巧者のエナジーハートをイチ押し。
乗り替わりも初勝利を飾った、中舘騎手なら全く不足はない。ハンデ52キロも強調材料だ。
◎12エナジーハート
○15エーシンシークルー
▲9ロードバロック
△3ゴールドエンデバー、10メイショウサバト
京都11R「カシオペアステークス」(芝1800メートル)は休み明けの「アイルランドT」が負けて強しだった、トゥザグローリーで九分九厘勝てる。
1度使われた効果は絶大。実力で押し切ると確信する。
◎8トゥザグローリー
○9ナムラクレセント
▲4ニルヴァーナ
△5エアシャトゥーシャ、10シャイン
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。