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あいのりインタビュー「アンタに乗った!」新馬戦で勝負…

 競馬ファンと放送作家である私、近藤がトークをして勝負レースにあいのりするこのコーナー。今回は東京競馬場に来ていたストイックな勝負師、ケンさんにあいのりしてきました。

 −−今日の調子はどうですか?

 ケンさん「マズいですね。かなり負けてまして、次のレースで持ち金全額使いました。外したら今日は終わりです」

 −−ミスターストイックですね(笑)
 次は5レースですけど… ちょっと早くないですか?

 ケンさん「こんな日もありますよ(笑)。僕にとってのメインレースは新馬戦や2〜3歳の限定戦なんです」

 −−新馬戦は難しい印象があるんですが… どんなところをチェックしているんですか?

 ケンさん「すでに負け込んでいる僕が言うのもどうかと思いますけど(笑)、そんなことないですよ。調教をメインにチェックして参考程度に血統を見る感じです」

 −−ほうほう。調教のどこが重要なんですか?

 ケンさん「例えば次の2歳新馬戦。軸にした馬は調教を見た限りでは500万クラスで健闘できるくらいのタイムを出しているんです。そして、その時の馬場が重馬場のようなので雨が降ってきた今ならチャンスではないかと見ています」

 −−なるほど。たしかに新聞を見ると調教タイムでの評価は一番になっていますが、ケンさんの基準タイムとかあるんですか?

 ケンさん「自己流ですけど、この馬は美浦坂路を走っています。新馬戦や500万下のクラスで美浦坂路なら4ハロンを55秒、3ハロンを38秒後半、1ハロンを12秒台前半なら合格じゃないでしょうか」

 頼もしいうえにプロっぽい見解です。ということで今回も自腹であいのり! ケンさん自信の軸馬から調教から見た2〜4番手評価までの3頭を相手に馬連3点で勝負です!

 これからドラマを生むであろう新馬たちがゲートを飛び出すと、ヒモに選んだ馬が先頭に。このまま持ってくれ! この馬が馬券に絡むのがオッズ的には一番美味しいのです。軸馬は中段後方に。この馬の末脚を信じましょう。
 さぁ、最後の直線。先頭の馬が何とか粘っています。軸馬とその他がヒモ馬も後ろから詰めてきます。何より軸馬の伸びがいい! これは連対は堅いぞ〜!

 結果は2着、1着の馬も同様に差してきた1頭で決着。あいのりインタビュー念願の初勝利! ケンさんもガッツポーズ。全額つぎ込んだようなので、もし外したらインタビューのお礼に昼ご飯をごちそうしようかと考えていたのですが、それも杞憂に終わりました。

 ケンさん曰く、「未来のヒーローたちの第一歩に立ち会えるのが何より嬉しい」とのこと。ちなみに春のクラシック戦線で注目を浴びたペルーサのデビューもその目で見たようです。自分の目の前を走った馬たちがクラシック戦線で活躍。想像するだけでテンション上がります。普段はメインレースしかやらないという人もたまにはちょっと早起きして、新馬戦から勝負してみるのもいいのではないでしょうか。

 それではまた! 若手放送作家の近藤でした!

 ちなみに、毎週日曜日26時からBSフジで放送中の『チェリーナイツ』というドラマに携わらせて頂きました。男なら誰もが共感できる青春コメディです。良かったらチェックして下さい!

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