先に登場したのはなでしこジャパン。女子1次リーグで、7月26日未明(25日深夜)にカナダと対戦し、日本が2-1で勝利した。
なでしこの試合はテレビ朝日系列が25日深夜0時20分より放送。1時にキックオフとなったが、視聴率(以下、ビデオリサーチ調べ)は関東地区=11.8%、関西地区=12.4%。放送時間を考慮すると、驚異的な数字であった。
また、同試合はNHK・BS1でも放送され、関東地区で前半が3.4%、後半が3.3%。両局の視聴率を合せると、関東では15%を超えたことになる。
一方、26日夜に行われた男子1次リーグD組の日本対スペインは、日本が1-0で殊勲の星を挙げた。
この試合はNHK総合が放送したが、関東地区で前半(午後10時45分〜11時34分)が25.9%、後半(午後11時37分〜深夜0時35分)が26.0%の高視聴率を獲得。瞬間最高は前半終了間際の28.7%だった。関西地区ではかなり数字が下がり、前半=20.0%、後半=20.5%。
放送された時間が違い、女子の試合は一般的には就寝している時間帯であったため、男子と一様に比較はできないが、男子が女子より、はるかに高い視聴率をマークした。こと五輪に関しては、最強メンバーの女子とは異なり、男子は基本的にU-23で、女子の方が注目度が高いと思われていただけに、意外な結果となった。
いずれにせよ、放送時間帯を考えると男女とも極めて高い数字。日本国民の全面バックアップを受けて、男子も女子もがんばってほしいものである。
(落合一郎)