もともと、GACKTのMALICE MIZER脱退は当時、「GACKTが雲隠れした」「分裂危機」などと報じられていたが、真相はいまだ正式には明らかになっていなかった。番組の中で坂上忍が「もともとGACKTさんはMALICE MIZERのボーカルでいらっしゃって、そこからソロになるわけじゃないですか。それ(脱退)って、よく言う方向性の違いとかですか?」とMALICE MIZERの話を振ると、GACKTは「いや、方向性の違いというよりも、僕が25歳の時にバンドのメンバーが集まって、結局『解散する』みたいな話になっちゃったんですよ」と当時の状況を説明した。
また、「テレビでどこまで言っていいか分からないですけど」と前置きしつつ、「(バンドを)続けるつもりだったんですよ、もちろん」と当時はバンドを続けていきたいと思ってたと言うGACKT。しかし、「もう『話す価値もない』みたいな状態で、僕対メンバー・社長っていう(形で)完全に別れちゃったんですよ。だったら僕は自分の音楽を作ろうって思って」とメンバーから拒絶されたためにソロに転向したことを明かした。
その後、GACKTは自身の脱退から約半年後に急逝したドラムのKamiについて、「メンバーの中では一番ドラムのKamiと仲が良かった」と語り、現在も命日や誕生日にお墓参りしていることを明かしていた。
しかし、GACKTのこの発言に、MALICE MIZERのファンからは批判が集まっているという。
「放送後、ファンからは『マリスミゼル脱退でKamiもGACKTにブチ切れてたし、信用も無くしてたじゃん。美談にしないで』『当時GACKTの方がMALICE MIZERの集まりにすらも来なくなって、メンバーを裏切ったってメンバーのインタビューなど見た。しかも、過去すぐ消して自分だけソロデビューしてんじゃん』『ファンクラブの会報でKamiが「彼を信じた自分が憎い」と怒ってたのを覚えてる。いまさら仲いいアピールしないで』といった声が聞かれています」(芸能ライター)
脱退の真相は双方言い分が違って当然ではあるものの、当時KamiがGACKTを批判する発言をしていたということで、「仲が良かった」といった発言に違和感を覚えたファンが多かったようだ。