“ポスト舛添”の最右翼とも見られており、待望論も根強い櫻井氏。ただ、当の本人は「私は情報通信行政をやってきただけの人間ですので、とても、そのような役を果たせるだけの器ではない」と報道陣の前で語りかたくなに都知事選出馬を否定している。
この意思は固いとも言われており、このままであれば不出馬となるのではとも見られているが、ある芸能プロ関係者は「やっぱりジャニーズ事務所のメリー(喜多川副社長)さんが色めきたっていますね。もともと政治大好きと言われる人ですし、政財界とも密接なパイプを持っているとも言われています。今回の都知事選で櫻井パパを何とか出馬させる方向に仕向けたいと、画策し始めたという話です」。
当然、狙いは2020年の東京五輪だ。櫻井氏が都知事となればジャニーズにとって東京五輪でのエンターテインメント部門を取り仕切れる可能性は高くなる。
「櫻井パパが出馬して困るのはテレビ局です。息子の櫻井翔くんを使うことへの自粛ムードが出てきてしまう。いまのテレビ局にとって嵐を使えないというのは致命傷です。だから、テレビ局の幹部はジャニーズへ櫻井パパの出馬について、確認と自重の意味も込めて、再三、うかがっているようですが、帰ってくる答えは、選挙期間の1か月くらい嵐がテレビに出なくても嵐の人気は変わらない、といったものだそうです。最終的には櫻井パパの出馬の可能性もあるのかテレビ局の幹部連中も頭を抱え始めています」と同関係者。
櫻井氏が否定をしても包囲網は形成されつつあるとも言われているだけに、まだまだ注目が必要だ。