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新日本プロレス 11・11両国国技館大会に向けて後藤洋央紀の快進撃が止まらない

 新日本プロレス11・11両国国技館大会でIWGPヘビー級王者・棚橋弘至に挑戦する後藤洋央紀が初の頂上決戦に挑む。今夏、長期武者修行から帰国後にヘビー級転向。わずか2カ月で王座挑戦権を奪取した。果たして勢いに乗る若武者は一気に初の栄冠を手中に収めてしまうのか。
 およそ1年のメキシコ遠征を終えた後藤が凱旋帰国したのは8月。その容姿は一変。洋服は今にもはち切れんばかりにパンパンになり、ヒゲを蓄えたその風ぼうはまるで俳優の真田広之のようだった。
 わずか1年でここまで激変したのはメキシコでの過酷なトレーニングや生活があったからにほかならない。体重は遠征前の95kgから103kgにまで増量。「カラダじゃなくて試合を観てくださいよ。オレは絶対にIWGP挑戦してみせる」。帰国会見ではそう自信満々に吐き捨てた。

 その言葉を裏打ちするように復帰したリングで大暴れ。9・24広島大会では同期の山本尚史に圧勝。10・8両国国技館大会ではかつて付け人をしていた先輩レスラーでGBHの長、天山広吉を相手に大流血戦の末白星を挙げた。この大車輪の活躍にフロントも次期タイトル挑戦にすぐさまGOサインを出した。
 現在はミラノコレクションATとのタッグでG1タッグリーグで激闘を繰り広げている。21日の福岡大会では棚橋&金本浩二組と激突。棚橋との“前哨戦”で五分の攻防を繰り広げるなど、互いに一歩も譲らない。
 果たして後藤は棚橋を破って新世代のエースとなれるのか、新日プロの行く末を占う大一番から目が離せない。

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