同社では在京キー5局でオンエアされたCMを対象に、14年3月20日から15年3月19日にかけて、関東1都6県在住の男女モニター3000人に対して、「月例CM好感度調査」を実施。好きなCMの「好きな点・印象に残った理由」を15項目から選択する形で、このうちの出演者・キャラクターの項目のポイントを出演タレント別に集計したものが、「CMタレント好感度」となり、これを12か月分集計したものが、年間の好感度となっている。
女性部門ではソフトバンクモバイルなど14社のCMに出演した上戸が、明るく親しみやすいキャラクターが性別や世代を超えて支持を得て、トップを独走し、3連覇。
ソフトバンクモバイルのCMに出演の女性タレントは、「白戸家」の上戸の母親役・樋口可南子(2社)が2位、母親の高校時代役の広瀬すず(9社)が3位とトップ3を占拠。
一方、auのCMに出演の柳原加奈子(3社)が4位、杉咲花(2社)が5位で、ソフトバンクモバイルとauのCMに出演するタレントが上位を独占した。
以下、サントリースピリッツ・鏡月などの石原さとみ(9社)が6位、全国都道府県及び全指定都市・年末ジャンボ宝くじなどの米倉涼子(9社)が7位、明治・メルティーキッスなどの新垣結衣(7社)が8位と続いた。
ニホンモニター社が昨年12月に発表した「2014年タレントCM起用社数ランキング」で首位だったローラ(サントリースピリッツ・ジム・ビームなど=15社)は、この調査では9位。同じく2位だった有村架純(auなど=16社)は10位となっており、ともに起用された企業数は多いものの、好感度調査では上位に食い込めなかった。
男性部門では、桃太郎に扮し、auの「三太郎」シリーズがヒットした松田(5社)が前年度の55位から急浮上して初の首位に立った。
以下、2位=濱田岳(auなど=2社)、3位=桐谷健太(auなど=2社)、4位=堺雅人(ソフトバンクモバイルなど=5社)、5位=ダンテ・カーヴァー(ソフトバンクモバイル=1社)、6位=松岡修造(auなど=11社)、7位=大野智(キリンビール・一番搾りなど=9社)、8位=櫻井翔(キリンビール・一番搾りなど=11社)、9位=二宮和也(キリンビール・一番搾りなど=9社)、10位=妻夫木聡(全国都道府県及び全指定都市・ロト7=5社)の順。
男性部門でも、上位6人はソフトバンクモバイル、auのCMに出演のタレントで、両社のCM自体の好感度、インパクトが高いという調査結果になった。
(坂本太郎)