撮影者は『徳川埋蔵金伝説2014』や『ガール・ハンティング DEATH ZONE』などの映画作品を監督しているクリエイターの遊山直奇(ゆうやまなおき)氏。目黒区は遊山氏の移住地とのことである。
写真中央の赤丸をよくご覧いただきたい。夕景に溶け込んではしまっているが、ビルに隠れて白い線状の物体が飛行している姿が映っている。
遊山氏はこのUFOについて「円盤状のオレンジ色の光が街の隙間をスーッと横切り空へ消えていきました」「(あまりに早いので)とても飛行機とは思えないスピードだった」と語っている。
実際、東京都では2015年に入ってからUFOの目撃証言が相次いでおりスカイツリー(墨田区)では虫にも似た「箱型UFO」の写真が東京スポーツ紙にて掲載されており、またインターネットの世界でも二子玉川で謎の光を放つ飛行物体がYouTubeに投稿されている。
今回撮影された目黒区はUFO目撃件数の多い新宿区、墨田区と比べると証言は少ない区になるが、漫画家・タレントの杉作J太郎氏は2014年8月に目黒区内の某所でUFOらしき物体の撮影に成功するなど近年のUFO業界では注目を浴びている場所である。
さて、今回遊山氏が目撃したUFOであるが、オレンジ色の円盤は非常にポピュラーな存在で世界中で多数目撃されている。その正体は彗星であったり、軍隊の放った照明弾の見間違いということも多いが、明らかに人工物ではない「未確認飛行物体」という表現でしか言い表せられないものも多い。
また、余談ではあるが遊山氏がUFOを目撃した1月27日はフジテレビにて『映っちゃた映像グランプリ』という心霊写真やUFO写真を紹介する特別番組が放送されている。
全国の視聴者がテレビでUFO映像を見る数時間前、まさか本物のUFOらしき物体が東京都にやってきていたとはなんとも皮肉ではある。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)