ただ、板野友美のソロデビューを除けば、篠田麻里子がモデル活動で雑誌表紙になったりするのを見かけるくらいか…。
まず、歌手ソロ活動の要望を街で聞いたら、意外に少なかった。例えば、
「バラ売り路線拡大は、落ち目の証というイメージ。今のところ望まない。あっちゃん、優子、友ちん、まゆゆ、さえ…ひとりひとりにカメラがパンする画面を目で追っている時がやすらぎです」(30代・AKBファンの男性)
実際ソロデビューが少ないのは、どういうわけか。AKBはかなりキャリアの長いアイドルグループのはずだ。
「AKBといえば、メディア選抜メンバーが必ずしも芸達者ではない、という『構造的な不況』を抱えているグループ。モー娘。とはその点が違います。よって歌唱力はいまいちなのかもしれません。また、メインストリームからソロデビューも出来る地位のメンバー達に女優志望が多いため、群を抜いて歌がうまくアニソン歌手デビューして成功している増田有華の存在もどこ吹く風なのかも」(在京テレビ局ライター)
だからユニットが多いのだろうか。今後については、
「歌手ソロデビューといえば、いよいよ前田の番のはずでした。しかし、“ヒットマン”だった板野がいま一歩の誤算。200万部超えのベストセラー<もしドラ>を秋元氏が全面プロデュースする前田敦子の主演映画の公開が6月だが、“エース”ソロデビューの段取りに難航が噂されています」(週刊誌記者)
万全を期すにあたり、若干先行き不透明なのかもしれない。
いっぽう、バラ売りといえば、バラエティーへの進出だが…。
「人気メンと言われる子が無理に知的な発言をしたのを観たが、目が笑っておらず台本のにおいがした」(20代サラリーマン)
という感想の声。これにつき、
「そんなこと日常茶飯事ですよ。(笑)トークのうまい峯岸を除いたら、テレビで大物司会者や解説名人などの苦虫をかみつぶしたような顔をいつもヒヤヒヤしながら観ています」(前出ファン男性)
そういえば最近のこと、教養番組のパネラーとして発言が迷走、愛想のよさでなんとか座の空気は保たれた…というような選抜メンバーのきわどい出演シーンを目の当たりにしたことがあったか。
AKBの放つ光には、いま国民の期待が大きい。ソロの仕事にもさらにまい進してもらいたいものである。