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ケイリン徒然草 今年は武田が山崎にリベンジする年

 山崎芳仁(福島)と武田豊樹(茨城)の88期同期対決は今年こそ面白い。

 昨年の山崎は寛仁親王牌しかとっていない。大ギアを変えたりして迷ったからだ。しかも稲垣裕之(京都)や石丸寛之(岡山)に手のうちを読まれて大ギアの威力を発揮していないケースが多かった。賞金ランクは3位だったが、ほとんど前半のもので、後半はファンの期待を裏切った気がする。
 武田はようやく調子が戻ったようで、ダッシュの良さでふるダビ広島を制している。やっとGIIを獲ったかという感じはするが、賞金も7600万円を稼ぎランキングの11位に上がってきた。
 平成17年の武田と山崎を比べると武田が7位に入ったのに、山崎はまだ39位だった。それが次の年には山崎が高松宮杯を制して逆転。ランキング3位の山崎に対して武田は18位に落ちている。

 自分のペースで先行すれば山崎が上という見方はあるが、ダッシュのいい武田との対戦になると、武田のほうには神山雄一郎や茨城、栃木の追い込み勢の支援がある。山崎には伏見俊昭(福島)しかいない。伏見もグランプリを見る限りは山崎をうまく中団からまくらせる組み立てが出来ていない。
 グランプリで佐藤友和(岩手)が前にいったのは、イン待ちで山崎に早く来いという意味だったろう。それを伏見が読んでアドバイスしなかったため永井清史―小嶋敬二のカマシを呼び込んでしまったのだ。やはり伏見には番手選手としてのキャリアが足りないのか。追い込み選手としてうまさのある練習仲間の佐藤慎太郎の復調を待つしかないかもしれない。

 小倉競輪祭での山崎VS武田は興味津々だ。ここで山崎が圧勝するなら、日本選手権、オールスターもとってプロ入り6年目でグランドスラムを達成してしまうのだが…。どうやら今年は武田がリベンジするようなムードになりそうだ。

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