密室に集まった参加者10名が、各自参加費として100万円を用意し、制限時間内までに笑わずにいられたら1,000万円を総取りできるという同番組。今回の参加者は、近藤春菜(ハリセンボン)、黒沢かずこ(森三中)、大悟(千鳥)、友近、ジミー大西、陣内智則、藤本敏史(FUJIWARA)、真栄田賢(スリムクラブ)、村上ショージ、ゆりやんレトリィバァの面々。しかし、この人選にネットでは心配の声が挙がっているのだ。
「“つまらない予感しかない”や“人選がイマイチ”などの声が挙がっています。特にゆりやんは芸風が芸風なだけに、賛否両論巻き起こっていますね。とにもかくにも、配信が始まってから判断すべきだと思います」(お笑いライター)
昨今テレビ番組では、様々な規制がされ、バラエティー番組は衰退の一途をたどっている。それでもルールの範囲内で何とか“笑い”を生み出し、現状を打破しようとする番組は多い。しかし、グレーゾーンに触れると、批判の声が集中し、番組が謝罪に追い込まれたり、終了してしまうケースもある。
小さな子どもが目に触れる地上波のテレビ番組では仕方のないことかもしれないが、ドキュメンタルのような配信番組にも批判的な声を挙げるケースも増えてきた。
「同番組は下ネタ的な要素があるため、“下ネタ嫌い”な人にとっては不快に思うことが少なくありません。視聴した人がコメント欄に書き込むのは分かるのですが、わざわざメディアを使って批判する有名人もいます。シーズン4に黒沢が出演した際も“セクハラだ”などと言われました。今回のシーズンは女性も多いので、下ネタの流れになった場合、同じく“セクハラだ”と批判するネットニュースやコラムニストも増えるでしょう。正直、そういう方々は“観なければいいのに”と思うのですが……」(同上)
番組冒頭に「番組の性質上、ご覧になられる方によっては一部不適切と感じられる場合がある」と注意事項を表示するなど、対策はしているものの、スルーされているのが現状だ。
もちろん、番組はセクハラを肯定しているつもりはないだろうが、大きな批判は、のちにボディーブローのように効いてくる。こうしたことが増えると、配信番組にも“規制”の波が押し寄せてくるだろう。かつて、地上波のバラエティー番組がそうだったように……。