ご存知、未来からやってきたアンドロイド兵器が過去に現れ破壊行為を行うアクション映画の金字塔である。
本ミステリー記事では過去2回に渡り「タイムトラベラー実在」の可能性のある写真を紹介してきたが、今回は約100年前に撮影されたとされる不思議写真を一枚ご紹介したい。
右の写真は1917年に撮影されたとされる記念写真である。多くの人間がカメラへ向かって微笑んでいる。ハイキングの途中だろうか、岩肌に数多くの人間が座り談笑を楽しんでいるようだ。
そんななか、ただひとり違和感のある人物が写っているのに気が付けるだろうか。左端の男に注目していただきたい。
帽子をかぶっている男性陣のなか、長髪でTシャツ、ジーパンの大男が写っている。正装している人間が多いなか、この男の服装はあまりに現代的である。男の顔は彫りが深く小さく写っているのにも関わらずなかなかのイケメンだとひと目でわかる。この男こそ、現代から過去にやってきた「タイムトラベラー」ではないかと言われているのだ。
確かに男の両端にいる人物は男に対し、やけに驚いたような顔をしておりこれまで一緒にハイキングを楽しんできた同行者とは思えないようなリアクションをとっている。
もしくは急にハイキングの輪に迷い込んだ人間だとしても、ここまで露骨な表情はしないだろうし、ゴツゴツとした岩肌のなか、わざわざ写真に写りたいがために輪に割り込んできたとは考えづらい。
一説によるとこの男は時空のはざまからやってきた人間で急にテレポーテーションこの地に降り立ったのではないかと言われている。
また、男が着用しているTシャツは似たような服が当時存在はしているものの一般的に普及するのは1930年代のことで、男性のファッションとして着られるようになるのは1950年代になってからである。その点からみても、いかにこの男性が異様な格好をしているのかがわかる。
果たして、彼は本当に時空を超えた人間だっただろうか…。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)