1993年から同社が毎年秋に行っている「そうだ 京都、行こう。」が今年で25年目を迎えるにあたり、都内3か所でポスター展を開催。今回は、そちらを記念してイベントが行われた。長塚は、同じく25年間に渡って映像を担当した高崎勝二監督と共に歴史を振り返るトークセッションに出席した。
長塚は冒頭の挨拶で「(開始した当時から)企業のCMを担っている意識は薄かった」と本音を吐露し、「京都への思慕や皆さんの中にある気持ちをコピーの力を借りて代弁していたにすぎない」と謙遜。「ただし」と付け加えた後、コマーシャルが季節の到来を感じる風物詩にもなっていることから、「いい仕事をさせていただいているな」と感じていたことを語り、25年やりきった達成感を口にした。
CMの特性上、長塚の名前や音楽を担当した人物の名前がテロップで表示されないことから、知人に「あの京都のCMの声、あれ、お前がやっているの? お前じゃないよね?」と半信半疑で聞かれたことがあったと告白。さらに、同じ俳優仲間からは楽屋で褒められたと言い、「“あのCMなかなかいいよ”と言ってくれた」と嬉しそうに話した。
同CMで使っていた過去のコピーと写真を振り返る中で、長塚は「“そうだ 京都、行こう。”というセリフは、第1作以外(今年放送される)『一休寺編』しか言っていない」とコメント。毎年使っているような印象的なコピーだっただけに、真実を聞いたMCからも驚きの声が挙がっていた。
このほか、イベントでは長塚が第1作目となるコマーシャルの生ナレーションを披露する一幕も。長塚の美声に会場が酔いしれていた。
長塚が最後のナレーションを務めた「そうだ 京都、行こう。」の新CMは、10月13日(土)より放送される予定。