序盤では、昨日の総選挙を振り返るコーナーがあり、悲願のセンターの座を勝ち取った渡辺麻友をはじめとする14名(川栄李奈と生駒里奈は不参加)は、あらためて感謝の気持ちを込めながら「少女たちよ」を、新選抜として初めてのパフォーマンスとして披露した。
そして終盤からは大島が、さらに“変幻自在のエンターテイナー”の本領をいかんなく発揮。「青春の稲妻」では“心友”と呼び合う宮澤佐江と息の合った華麗なタップダンス、「エンドロール」では松井珠理奈らとグループ随一と讃えられたキレのあるダンス、「禁じられた二人」では意外にも初という高橋みなみとの二人での儚いユニット曲…を立て続けに披露し、曲の合間には衣装の早着替えにも挑戦した。
アンコール明けには、モニターに大島優子のAKB48メンバーとしての歴史を振り返る映像が映し出され、秋元才加や野呂佳代など旧チームKメンバーも駆けつけ、大切な仲間の旅立ちの日を祝福した。
「支え」では、260名以上のメンバーひとりひとりと言葉や握手を交わし、“優魂”を確かにAKB48グループに継承。最後のひとりは“戦友”と互いに認め合う高橋みなみとなり、ふたりは短く言葉を交わすと強く抱き合った。
大島は、ファンへの感謝の言葉とともに「この8年間を思えば、この先何でも乗り越えられると思います。それだけ私に勇気と力をくれました」と目を潤ませながらも力強く挨拶。ただし最後は「ずぅーと推しメンでよろしくお願いします!」と茶目っけたっぷりにお願いも忘れなかった。
そして初めて総選挙で1位となりセンターを務めた「ヘビーローテーション」を歌いながらフライングブランコに乗りステージから飛び立ち、最後は「行ってきまーす!」と大島らしく涙ではなく笑顔でのお別れとなった。残されたメンバーも「行ってらっしゃーい!」と元気に応え、ラストは「ラブラドール・レトリバー」で締め、味の素スタジアムでの2日間に亘るイベントを終えた。
本日9日(月)は、AKB48劇場にて大島優子の最終公演が行われる。