この一報に地団駄を踏んでくやしがったのが日テレ。橋下氏といえば、同局の『行列のできる法律相談所』への出演を機にブレイクし、今のポジションを得たと言っても過言ではないからだ。
「橋下氏が再デビューするなら、必ず日テレを最優先してくれると信じ切っていたんです。何度も『行列のできる法律相談所』のスタッフがオファーしていましたから…。それが、いざ蓋を開けてみたら、あれだけこだわっていた報道ではなく完全な情報バラエティー番組だった。しかも、テレ朝…。朝日新聞との一件で、業界ではあり得ない組み合わせと見られていたからです。完全に一杯、食わされましたよ」(日テレ関係者)
気になる番組内容だが、話題の人物を紹介するコーナー、ゲストを招いてのトークコーナー、橋下&羽鳥の2人が街中を練り歩くコーナーなど、主に3企画を柱に構成されるという。
「橋下氏は爆笑問題が所属するタイタン所属で、社長の太田光代氏もキャスティングに動くという力の入れようなんです。結果、トークコーナーには、坂上忍や有吉弘行、マツコ・デラックスら芸能界の人気者が集結し、日本の今について大論戦を展開する。他にもSMAPの中居正広や吉高由里子、福山雅治らが出演するらしい。日テレが悔しがるのも理解できますよ」(テレビ事情通)
さらに驚かされたのがこの3時間番組、レギュラー番組のパイロット版として制作されるのだ。
「この4月から日曜お昼に枠異動する『ビートたけしのTVタックル』の後番組として『橋下×羽鳥の深夜の暴論(仮題)』(月曜23時15分〜)が放送されるんです。毎回、深夜帯にもかかわらず豪華なゲストが登場します」(同)
気になる橋下&羽鳥の出演料も日テレ関係者の度胆を抜いたという…。
「3時間特番は橋下、羽鳥ともに300万円〜。羽鳥は芸能人枠として当然ですが、元政治家というキャリアでこれだけのギャラを取る人は橋下さんだけじゃないでしょうか。深夜帯のレギュラーも橋下、羽鳥ともに100万円〜。通常なら半分でも十分な金額なんです。テレ朝の気合いが伝わってきます」(テレビ関係者)
目標視聴率は特番が15%超え、レギュラーが8%超えだという。
橋下人気に賭けたテレ朝の目論見は吉と出るか。