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福岡県警の巡査部長が勤務中にデリヘルで遊んだ上、駐車場代を捜査費で支払う

 なんとも、不謹慎な警察官がいたものである。

 福岡県警の警備部公安1課の巡査部長(32)=強制わいせつ罪で起訴=が、こともあろうに勤務時間中にデリバリーヘルス(派遣型風俗店)で遊んだ上、その際の駐車場代を捜査費で支払っていたことが分かった。

 巡査部長は12年10月から14年8月にかけて、勤務中にデリヘルを計7回利用。そのうち、2回はラブホテル近くの駐車場代計800円を捜査費から出した疑いがある。

 県警は詐欺容疑などで、巡査部長を追送検し、12月18日付で懲戒免職処分にしたと発表した。巡査部長は容疑を認めており、「ばれないと思った」などと供述している。

 この巡査部長は9月9日午後11時半頃、福岡市内の路上で通行中の女性会社員(25)に背後から抱きついて、体を触るなどしたとして、強制わいせつの疑いで、10月15日に県警に逮捕され、11月25日に在宅起訴されていた。その後の捜査で、新たな不正が発覚した。

 県警によると、巡査部長は02年4月に採用され、12年8月からはテロなどに備えた警備犯罪の捜査に当たる公安1課に所属していた。

 鍛治田敬首席監察官は「事実関係を踏まえ厳正に処分した。被害者と県民の皆さまに深くお詫び申し上げるとともに、信頼回復に努めていきたい」としている。

 女性にわいせつ行為をはたらいたことも、もちろん問題だが、よりによって、警察官が勤務時間中に風俗遊びをした上、不正に捜査費を使用するなど言語道断。この巡査部長には警察官に備わるべき倫理観が足りなかったようだ。
(蔵元英二)

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