しかし、冷静に見ると、ブラック企業のドンを参院選に出馬させ、河野談話と村山談話を踏襲し、消費税を増税し、公務員改革をせず、東電の発送電分離もせず…と、実は期待外れの部分が多い。
そんな安倍晋三首相だが彼は立志伝中の人物・吉田松蔭を尊敬して止まないという。
2013年10月1日、消費税増税を発表した記者会見で、「志定まれば、気盛んなり」と吉田松蔭の言葉を引用したのは、お記憶に新しいだろう。
松下村塾で高杉晋作らを指導し、日本を変えた人物として知られている松蔭は山口県出身。地元には松蔭神社があり、同じく山口県出身の安倍首相は事あるごとに当地に出向き、参拝しているという。
安倍首相の「思い入れ」はそれほどまで強いのだ。
時の首相に「慕われた偉人」は果たして、どんな思いを天上界で抱いているのだろうか。
スピリチュアルライターの福島シノさんは「松陰の守護霊は大怒りだ」とこう語る。
「松蔭の守護霊は『志』を無断で引用したことを相当、怒っているようです。“『志』を今ごろ引用するんだったら『8月15日に切腹しなさい』といいたいね。情けない。日本武道館はよくて、なんで靖国は駄目なんだ? 理由を説明しなさいよ”と、ケチョンケチョンだそうです。守護霊を研究している人たちには有名な話です」
松蔭守護霊が語る『8月15日』とは安倍首相は当日、日本武道館で行われた戦没者慰霊式典に出席。ところが、武道館の「斜向かい」にある靖国神社には参拝しなかった事を指摘しているのだ。
靖国参拝辞退は「中国、韓国を刺激したくない」という配慮だろう。が、それでは安倍首相がその1カ月半後に強弁した『志』はあまりに説得力が無い。
「松蔭の守護霊は“中国・韓国に対してだって、もう刺激しないように、なるべく、先延ばし、先延ばしにしながら、全体に長期政権を狙ってる。それ以外『志』はないんじゃないの?”と一刀両断。さらに安倍首相が目論むシナリオをこう語ってます。
“国民の誰も、『麻生氏に次の総理になってほしい』と思っていないんです。だから、麻生氏にナンバーツーをやらせ続けることによって、自分の長期政権が成り立つんですよ”」(前出・福島さん)
2013年の流行語大賞候補の選定された『アベノミクス』、2020年の『東京五輪招致』が「功績」として称賛されている安倍首相。だが、畏敬の念を抱く松蔭守護霊は「30点程度…評価に至らず」の辛口採点だと福島さんは言う。
所詮は「見せかけ」−−松蔭の守護霊が暴いた首相の本質。己の保身しか考えない情けない男には30点でも充分過ぎる。
参照 http://npn.co.jp/reigen/detail/1867642/