ご覧の通り、白いモヤモヤが最澄の像を覆うようにして現れている。
H氏によると、この日は取材のためかなり多くの写真を撮影していたのだが、不思議なことに白いモヤモヤが現れたのはこの一枚だけであったという。
さて、皆様はこの写真の中央と左側になにやら青い物体が写っているのが確認できるだろうか?
これは俗に『オーブ』という、心霊写真の一種と言われているものである。
オーブは玉響(たまゆら)とも呼ばれており、心霊的なものとして見られている。オーブ写真の多くは白く丸いものがほとんどであるが、この写真のオーブは青い球体であり、何やら模様のようなものも確認できる。あまりに鮮明な青色なので、写真を見たH氏の友人はCGで後付されたものでは、と思ってしまったという。
さて、青色のオーブであるがその正体にはさまざまな説が囁かれている。
先祖の霊、守護霊、はたまた宇宙のエネルギーなど正体不明の現象だけに様々な説が存在しているのだ。
オーブの多くは神社や仏閣などパワースポットと呼ばれる場所で撮られることが多いのも理由であろう。
今回の写真も世間ではパワースポットとは呼ばれていないものの、釈迦如来殿や仏教各宗派の開祖の銅像が展示されるなど歴史・宗教を扱うテーマパークであったため、霊的なものという可能性は捨てきれないだろう。
もっともオーブは写真に写りこんだ、ホコリや塵、入り込んだ光などよって写ってしまうものがほとんどと言われている。その正体については、キチンとした検証が必要であろう。
もっとも撮りやすく、正体不明な現象こそがオーブ現象なのである。
(山口敏太郎事務所)