「前シーズンに放送された『花燃ゆ』は平均視聴率12.0%で、『平清盛』(12.01%)に並ぶ歴代ワースト記録だった。視聴率を見る限り、こんな事態にはなり得ない。とりあえず皆、胸を撫で下ろしています」(NHK関係者)
局内が高視聴率に沸き立つ中、収録現場もいいムードに包まれているという。特にスタッフを狂喜乱舞させているのが主演を務める堺雅人(42)だ。
「ロケ地に自腹で信州牛100人分(約100万円)を差し入れしたんです。主役の俳優さんが身銭を切って差し入れなんてNHKドラマ制作史上、聞いたことがない。ギャラが民放に比べて安いからです。堺クラスで1本120万円〜。民放なら間違いなく300万円超えの役者です」(芸能プロ関係者)
この一件でスタッフの間で堺人気が急騰したことは説明するまでもないだろう。そんな雰囲気に嫉妬していたのが、もう1人の主役といってもいい大泉洋(42)だ。
「あまりにスタッフが堺を褒めちぎるものだから、大泉も身銭を切って自ら焚き出ししてカレーライスを振る舞った。三日三晩煮込んだカレーで、北海道の野菜にステーキでも十分に食べられる松阪牛、ビールなども付けたため、金額にしてこちらも100万円超え。ちなみに大泉の出演料は堺に比べ、ガクンと下がって1本70万円〜。NHKは貢献度がモノを言いますから」(NHK関係者)
実は、堺と大泉はお菓子や軽食など普段、めったに口にできないような高級品をちょくちょく差し入れしているという。
ドラマ好調の原因は、2人の優しさにあるようだ。