「彼がメインキャスターを務めるのは'14年のブラジル大会に続いて2度目。手越は'12年のクラブワールドカップでも日テレのキャスターを務め、無類のサッカー好きとして知られています」(日テレ関係者)
ところが、今回のキャスターを巡っては水面下で大揉めに揉めたという。手越の続投に、日テレの制作現場からは否定的な声が非常に多かったというのだ。
「一番は手越の話芸。バラエティーならまだしも、ことキャスターとなれば話は違ってくる。かなり専門的な知識を求められるからです。前回のブラジル大会でも選手の名前は憶えない、いつも同じ話ばかり、あげくは日本のスポーツ紙の記事を丸暗記して話すので、チグハグ感が丸出しだったんです」(テレビ事情通)
一度は手越起用を見送る方向で調整に入った日テレだったが、現場の予想を遥かに上回る熱量でジャニーズサイドは売り込み攻勢を掛けてきたという。
「ジャニーズはTOKIO山口のスキャンダルで、事務所のイメージ回復に必死になっています。その結果、手越は勉強と知識アップのためにロケに出ること、さらに出演料は日テレサイドの言い値ということでようやく話がついたんです。出演料は全期間(約1カ月)で100万円〜。ギャラは二の次、イメージ回復に手越は希望の星というわけです」(芸能プロ関係者)
もっとも、手越売り込みに必死になった理由は、他にもあるという。
「手越は演技が下手。MCもイマイチ。『イッテQ』のおかけで人気だけはあるものの、実力がついていかないことに皆、心配していた。ワールドカップのMCを2度やればジャニーズ内でも“サッカーは手越”というポジションを確保できる」(前出・テレビ事情通)
ここだけの話だが、ジャニーズ事務所は日テレをキャスター予備校として位置付けているのだという。
「すでに日テレでは嵐の櫻井翔が『NEWS ZERO』、NEWSの小山慶一郎が『news every.』のキャスターで成功を収めた。亀梨和也も『Going!Sports&News』で野球のレポーターというポジションを確立した。手越も育ててもらうつもりなんでしょう」(同)
オウンゴールにならなければいいが…。