雪若丸は、「つや姫」の弟としてデビューした山形県産のお米の新ブランド。粒が大きく、粘りと硬さ(しっかりした粒感)が特徴の新触感のお米である。山形県についてのイメージを聞かれた田中は、18歳の時に運転免許証取得の合宿で山形県に行き、「ものすごい暑かった思い出と、合宿の仲間と遊んだことが思い出」と、当時のエピソードを話した。「ボーリングに行って、出した記録が僕のベストなのでずっと覚えています。セブンスという7回ストライクを出したんですが、8回目の時に急にみんなが注目しているのに気づいてそこで終わっちゃたんですけど。(スコアを)276とか出して、いいイメージしかもっていないです。」と、山形との不思議な縁を語った。
今回のCMは、田中が雪若丸を美味しそうに食べているのが印象的なシンプルな映像。CM撮影時の裏話をどうしても伝えたかったようで、「CMの撮影をするときに、監督が生のリアクションでドキュメンタリーのように撮りたいということで、(台本や絵コンテなど)なんもなくて『行って食べてください』と言われて、とりあえずご飯食べて、なんか気の利いたことを言わなきゃとか、って思ってしまうんですよ、そしたら『米』しか出てこなくて、ずっと奥でクスクス笑ってる人とかがいてどんどんプレッシャーを感じてきて、ちょっとテンパり気味になっているカットが使われていたので恥ずかしかったです。」と、興奮気味に語った。
2児の父である田中。家庭での食卓について聞かれると「うちの奥様はとりあえず米食べとけばいいみたいのがあって、チビたちが食べないと、納豆だったりじゃこだったりご飯に何かを混ぜて食べさせています。チビたちに僕が一番食べさせているのもご飯ですね。」と家庭でのエピソードを披露。田中は自分でお米を炊くことがないそうで、これからは妻に雪若丸を炊いてもらい、家族で楽しむことになりそうだ。
また、この日は吉村美栄子知事より、前に「田中圭」という名前の刺しゅう、背中に雪若丸のロゴがプリントされた赤いつなぎとキャップがプレゼントされた。雪若丸を文字通り“背負う”ことになった田中は「これ着て現場行きます」と喜びを表現。他に、雪若丸の新米一俵もプレゼントされた。
ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)をきっかけに“今年最もブレイクした俳優”と言われる田中。この状況については、「素直に嬉しい、自分でも整理が追い付かないところもありますけど、自分を今年すごく注目していただいて、19年やっていて過去の作品とかを見てくれる人が今このタイミングで増えたりとか、雪若丸のデビューにかかわることができたりして、幸せなことだなと思います。」と、率直に述べた。また、プレッシャーがあるのかを問われると「僕自身は何も変わっていないですけど、見てくださる方々の見方が変わったところは確実にあるので、今年の残りと来年と、今ドラマ2本入ってますし、よりいっそう気合い入れてやらなきゃな、と思っています。」と、これからの意気込みを述べ、「雪若丸に負けないように自分も粒だった俳優になれるよう頑張りたいと思います。」今回のCMにあやかれるよう決意を語った。
「雪若丸」デビューCMは、6日より山形県、首都圏、関西地区、中京地区で放送を開始している。