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「初めてダウンを取るのは自分」RISE11.17両国で那須川天心と対戦、内藤大樹が断言!

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左から内藤大樹、那須川天心 ©︎RISEクリエーション

 RIZINで“レジェンドボクサー”フロイド・メイウェザーとの大晦日決戦が実現するのかどうかが話題になっているキックボクシング界の“神童”那須川天心だが、大晦日の前にクリアしておかなければならない試合がある。

 天心のホームであるRISEは17日、今年最後のビッグマッチ『RISE129』を両国国技館で開く。そこで天心は昨年11月に開催されたDoAトーナメントの覇者、内藤大樹と対戦する。天心は「DoAトーナメントの優勝者とやりましょう」と決勝の日にリング上でアピールしていた。優勝した内藤も名前こそ出さなかったものの、天心戦を熱望。両者が対戦することに関しては全く問題がなかった。

 しかし、天心のスケジュールが昨年末から今年にかけて過密だったことに加えて、6月のロッタン戦での負傷もあって、対戦までは1年間を要した。時間がかなり経ってしまったが、内藤は「ずっと集中を保ったまま来れた」という。天心と内藤は2015年8月に対戦し、天心がKO勝ちを収めている。「人生で初めてKO負けを味わわせてくれた相手なのが一番大きいです。それ以降、僕はKO負けしたことはありません」と内藤は胸を張る。

 3年越しのリベンジに向けた思いは人一倍強く「基本、常に頭の中にはありましたね。どこかでずっと彼のことは意識はしてました」と話す内藤。天心の印象については「身体がしっかりできていますし、以前よりもパワーは付いていてさらに強くなっている」と分析。「それに対して自分もあの時よりも成長しているので試合が楽しみ。試合映像を全て見ていて(相手は)人間ですし、隙がないわけではない。自分がいかにそこを突いていけるかが勝敗のカギを握ることになる」とする。「一発一発当たったら倒せるように技を磨いてますし、ディフェンス、オフェンス両方ともできるように意識しています」と天心対策を練っていることを明かした。

 「試合は長期戦、短期戦ともにイメージできていて、気持ちのぶつかり合いになると思う。長くなってもいいように準備しています。いずれにせよ、判定まで行っても1ダウンは取った上で勝ちたいと思います。(天心から)初めてダウンを取るのは自分だという気持ちも大きい」

 内藤はこのように抱負を述べた。試合に向けたシミュレーションはできているようだ。天心からダウンを奪うようなことがあれば、メイウェザー戦も吹っ飛ぶインパクトになるのは間違いない。

 「今回勝つことで今後の格闘技人生が大きく変わると思います。しっかり勝って自分が格闘技の中心で動いていければと。今年はこの試合に集中させてもらって、(ホームリングの)シュートボクシングでの試合から離れてしまいましたが、来年はまた戻りたいと思います」

 「勝ち」は「勝ち」でもダウンを奪った上でリベンジを果たしたいという内藤。一方、天心はDoAトーナメントについて「DoAトーナメントらしくなかった。内藤選手にはもっと面白い試合をしてほしかった」と話していた。あれから1年が経ち、両者ともに成長しているだけに、今回の両国決戦は結果、内容ともに注目が集まる。メイウェザー戦で揺れる天心も外野の声をシャットアウトして、この試合に切り替えている。両国国技館では翌18日もシュートボクシングがあり、来月9日にはKNOCK OUTとキックのビッグマッチが目白押し。2人にはその幕開けを担うにふさわしい試合を期待したい。

取材・文 / どら増田
写真 / ©︎RISEクリエーション

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