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「とにかく抱きに来い!」ブラマヨの番組で後輩が浜田雅功・妻の裏の顔を暴露?

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ブラックマヨネーズ・小杉竜一、吉田敬

 そのテレビ番組の全体像は、さながら関西ローカル。お世辞にも、華があると言いがたい。しかし、“バカボンのパパ”の言葉を借りれば、それでいいのだ。

 スーツに身を包んだブラックマヨネーズ(小杉竜一&吉田敬)が司会を務めるBSフジテレビの『ブラマヨ弾話室〜ニッポン、どうかしてるぜ!〜』は、ニッポンの心配事をざっくばらんに話し合う雑談番組。討論ではない。明確に、知識と教養がある人と、そうではない人で分けた配置だ。そうすると、出演者の7割近くがおっさんになり、全体ショットから彩りが消えたというわけだ。

 セットは、大人が10名以上も座るには小さすぎる和室。昭和のホームドラマに出てくるような伝統的な日本家屋には、畳、押し入れ、掛け軸、床の間、ふすまがある。大きな木製の机の中央部に座るのは、ブラマヨ。画面右は、“知識と教養がある人”たち。番組では「文化人ズ」と呼ばれている。対して左は、“そうではない人”。「心配ズ」と命名されたのは、ブラマヨより後輩にあたる吉本興業の芸人、吉本坂46のアイドルたちだ。

 心配ズが抱く疑問を解決し、専門知識を軸にして教えてくれるのが、文化人ズたち。その肩書きは、政治心理学者、大学経済学部教授、家族問題評論家、旅作家、外国人タレント、時事ジャーナリスト、医師、弁護士ほか、社会的認知と名声を手に入れた者たちばかり。心配ズの年収を、たった1日で稼いでしまう者もいるだろう。

 番組はまもなく140回目を迎える。これまでに保険、ひきこもり、自殺、薬物、景気、自治体、パワハラ、銀行、犯罪ほか、多岐にわたる問題を、実際に起こった事件や事故を挙げながら話してきた。どれもが、学習するに足る内容ばかりだった。芸人が常時5名以上はそろっているとあって、どうしても笑いが欲しくなる。

 薬物犯罪を採り上げた回では、覚せい剤の常習者の特徴に、トイレの滞在時間が長くなるというのがある、と心理学者が挙げた。すると、POISON GIRL BAND・吉田大吾は「(同じ吉本所属の)大山英雄さんは、ウォシュレットをめっちゃ使うんで、トイレ長いっすよ」と、どうでもいい知識を献上した。もちろん、ウケた。

 別の回の、性交渉未体験の増加を採り上げた時には、ギンナナ・金成公信が「『ニンニク食って、スタミナつけて、稼ぎとか気にせずに、とにかく抱きに来い!』って小川菜摘さんが言ってました」と、ダウンタウン・浜田雅功の妻のウラの顔を暴露。笑い欲しさに、先輩の嫁を売った。

 笑い満載のブラマヨの学習会。真面目に笑える日曜深夜を過ごせること、間違いなしだ。

(伊藤雅奈子)

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