今年7月に突然失踪してしまった井上が姿を現した。第1試合で“ジュニアの喧嘩番長”金本浩二とのタッグで、裕次郎&田口隆祐組と対戦。対峙したIWGP王者がかすむほどのムーブで、田口にはほとんど何もさせず、終始自分のペースで試合を進めた。
まさに独壇場だった。最後はメキシコで習得した新技の変型トライアングルランサーで田口から3カウントを奪取。完勝した井上は試合後「オレがおまえのベルトを獲ってやる。必ずだ」と、挑戦状を叩きつけた。
一方、ピンフォールを奪われマットに沈んだ田口も決して意気消沈してはいなかった。開口一番「メキシコ帰り?だから何なんだって」と吐き捨て、「シングルでも何でも受けてやる」と迎撃する考えを示した。
突然の失踪後にメキシコで“メキメキ”と力をつけていた井上。ジュニアの頂点まで一気に上りつめるハラだ。