報道をまとめると、午後1時に開演した昼公演終盤の午後3時50分ごろ、光一以外の出演者がステージで踊る中、後方に6枚並んだパネルのうち向かって右側から2枚目が倒れたという。パネルは高さ約7メートル、幅約3メートル、重さは800キロ。どんちょうが下がり、その後、光一が客の前に出てきて「機構が修復できないので続けられません。今スタッフが懸命にやってます。けが人が出ました。自分たちが何もできなかったのが悔しい」などと話し、相次いで出てきた劇場支配人とともに中止を告げ、謝罪し、事故があった昼公演だけでなく夜公演も中止になった。
「ふだん、光一が所属するジャニーズ事務所は徹底的な“報道規制”をかけているが、今回の事故はマスコミ各社がここぞとばかりに観客の声を拾うなど大々的に報じた。同舞台の上演回数は19日昼公演までで1272回で、ミュージカルとしての単独主演公演数は日本一。ジャニー喜多川社長がこれまで培ってきたショービジネスの要素を盛り込んだ集大成で毎回力を注いできただけに、喜多川社長はかなりショックを受けたはず」(芸能記者)
製作の東宝にとっても“ドル箱”の舞台で、「上演するとしないで、売り上げに与える影響が絶大。事故原因が究明されるまで上演は難しいだけに、せっかく入手困難なチケットをゲットしていたファンも大ショック」(同)。
公演は31日まで同所で行われる予定。帝劇に問い合わせたところ、20日午前11時過ぎの段階で同日夜公演の開催は未定だった。