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【週刊テレビ時評】「八重の桜」 最終回は健闘も、NHK大河ドラマ史上ワースト4位の視聴率

 終盤、低視聴率に苦しんでいたNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)が12月15日の第50話(15分拡大版)で、最終回を迎え、視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は16.6%と健闘した。

 この数字は第28話(7月14日)の16.6%以来、丸5カ月ぶりの水準となったが、いかんせん、第2部の低迷が響き、全50話の平均視聴率は14.6%にとどまった。関西地区では平均13.7%と悪く、第1部の舞台(会津)となった福島地区では平均23.2%と、関東、関西を大きく上回った。

 この平均視聴率は、歴代の大河ドラマ史上、「平清盛」(12年/松山ケンイチ主演)=12.0%、「花の乱」(94年/三田佳子主演)=14.1%、「竜馬がゆく」(68年/北大路欣也主演)=14.5%に次いで、過去ワースト4番目の低さだった。

 初回(1月6日)は21.4%と好スタート切ったが、20%を超えたのは、この1回のみ。第2話(同13日)〜第5話(2月3日)は18%台だったが、第6話(同10日)で15.3%と急落。第10話(3月10日)では12.6%まで落ち、それ以降、15%を超えたのは、わずかに9回のみ。日本シリーズ(巨人対楽天)中継と重なった第44話(11月3日)は10.0%と、あわや、1ケタ台転落目前まで下がったこともあった。総じて、終盤の低迷が響き、平均15%を上回ることはできなかった。

 近年では、「篤姫」(08年/宮崎あおい主演)が平均24.5%、「天地人」(09年/妻夫木聡主演)が平均21.2%と大台を突破したが、「龍馬伝」(10年/福山雅治主演)=平均18.7%、「江〜姫たちの戦国」(11年/上野樹里主演)=平均17.7%と、4作連続で10%台に終わった。

 14年はV6・岡田准一が主演する「軍師官兵衛」となるが、ここ2年の低迷を脱することができるか? 同ドラマは、来年1月5日にスタートする。

 木村拓哉主演「安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜」(TBS系/日曜日午後9時〜)最終回(第10話=12月15日)は12.6%で、前週より、2.3ポイント上げたが、全話平均は12.8%。キムタク主演の連ドラでは、過去ワーストの平均視聴率に終わった。

 テレビ朝日系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(米倉涼子主演/木曜日午後9時〜)第8話(同12日)は22.5%で、前回より、1.4ポイント落としたが、5話連続で20%台をキープ。

 フジテレビ系「リーガルハイ」(堺雅人主演/水曜日午後10時〜)第9話(同11日)は18.3%で、前回より、2.1ポイント上げた。

 好調を維持してきた「ドクターX〜」と「リーガルハイ」は、今週、いよいよ最終回を迎える。どこまで、数字を伸ばすことができるか?

 テレビ朝日系「相棒season12」(水谷豊主演/水曜日午後9時〜)第9話(同11日)は16.9%で、前週より、1.5ポイントアップした。

 先週は多くの連ドラが最終回となり、TBS系「夫のカノジョ」(川口春奈主演/木曜日午後9時〜)最終回(第8話=同12日)は3.3%で、全話平均3.87%となり、今世紀に民放地上波で放送された連ドラ(テレビ東京を除く)で過去最低。

 フジテレビ系「家族の裏事情」(財前直美&沢村一樹主演/金曜日午後7時57分〜)最終回(第8話=同13日)は4.2%で、全話平均4.5%と5%を切る悲惨な結果となった。

 以下、日本テレビ系「ダンダリン 労働基準監督官」(竹内結子主演/水曜日午後10時〜)は全11話平均7.5%、TBS系「クロコーチ」(長瀬智也主演/金曜日午後10時〜)は全10話平均9.6%、日本テレビ系「東京バンドワゴン〜下町大家族物語」(亀梨和也主演/土曜日午後9時〜)は全10話平均7.1%と、いずれも1ケタ台に終わった。

 バラエティでは、日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」2時間SP(同15日日曜日午後7時〜)が18.9%、余貴美子、上戸彩をゲストに招いたTBS系「ぴったんこカン・カン」(同13日金曜日午後7時56分〜)が18.7%と高視聴率だった。
(坂本太郎)

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