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福島原発元広報役のあの西山元審議官が不倫の果てに左遷

 3月11日に発生した福島原発事故に関するマスコミへの会見で、スポークスマン役として、連日にわたって報道番組で露出し、一躍時の人となった経済産業省原子力安全・保安院の審議官だった西山英彦氏(54)に対し、11月18日、環境省は併任で福島除染推進チーム次長とする人事を発令した。今後、西山氏は福島市に赴任し、現地で福島県内の除染関連の業務を担当する。

 西山氏は6月23日発売の「週刊新潮」にて、不倫疑惑が報道された。同誌によると、相手は経産省職員の独身女性で、都内ホテルのバーで会い、その後、深夜の路上でキスしたなどとされる。その女性とは約1年前から密接な関係にあったと報じられた。これが原因で、西山氏は6月29日、福島原発の広報役を更迭され、保安院付をはずされた末、7月15日付で官房審議官から事実上、窓際ポストの官房付になっていた。

 その後、西山氏は週刊誌で報じられた女性と同一人物とみられる30代の女性職員と、原発事故後の3月下旬から6月にかけて、勤務時間中に複数回の身体的接触を含む、キスや抱擁などの不適切な行為をしたとして、経産省から9月30日付で停職1カ月(10月1日〜31日)の懲戒処分を受けていた。

 そして、処分が明けた西山氏には左遷が待ち受けていた。不倫、不適切行為の果てに懲戒処分、そして左遷。西山氏は東京大学法学部卒業、ハーバード大学法科大学院修了のエリートで、将来の事務次官候補と嘱望されていたが、それも過去の話。民間企業なら、クビになってもおかしくないところだが、クビがつながっただけでもよかったというべきか。

 今後は公務員にあるまじき行為を十分反省し、被災地の福島県民のために身を粉にして働いてもらいたいものだ。
(蔵元英二)

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