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マキタスポーツ、オフィス北野のツートップに!遅咲きでブレイクを果たした多才ぶり

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マキタスポーツ

 ビートたけしの独立で揺れるオフィス北野は、事務所の規模縮小が否めない。『FLASH』(光文社)2018年5月1日号では、苦しい懐事情が報じられている。たけし軍団以下の若手芸人の大きな活躍は望めないため、俳優をメインとする10人ほどの人間に期待がかかっているようだ。そこでツートップとしてあげられたのがマキタスポーツと寺島進である。

 寺島は北野映画の常連俳優として知られる。一方のマキタスポーツはお笑い、ミュージシャン、俳優とマルチに活躍するタレントであり、知る人ぞ知る存在であろう。

 「マキタスポーツは1970年生まれの48歳です。本格的にお笑い芸人を始めたのが30歳の手前と、かなり変わった経歴の持ち主です。ミュージシャンがいかにも歌いそうな内容を披露する『作詞作曲モノマネ』が代表的なネタですね。お笑いだけではなく、音楽活動やコラム執筆など幅広い仕事をこなし、浅草キッドの水道橋博士からは『才能が渋滞している』と評されていました」(放送作家)

それでもなかなかブレイクにはつながらなかった。そんな彼が注目されるのは40歳を過ぎてからだ。

「2012年に公開された映画『苦役列車』で演じた、さえない労働者の中年役でブルーリボン賞新人賞、東京スポーツ映画大賞新人賞を受賞します。さらに、芸人仲間のプチ鹿島、サンキュータツオと行っていたPodcastの自主制作番組『東京ポッド許可局』が、2013年よりTBSラジオ系で放送がはじまり、今年で都合10周年をむかえました。この番組では日清食品の『どん兵衛』を5分でなく、10分で作ると別のおいしさがあると提唱。これがネットでブームとなり、メーカーも認める新たな調理法となりました。斬新な見立てや切り口を作り出すのに優れた人物といえますね。半分冗談なのでしょうが、最近では故郷山梨に『銅像が立つような人物になりたい』とも述べています」(前出・同)

 遅咲きのブレイクを果たしたマキタスポーツが、窮地のオフィス北野の救世主となる可能性は十分にあるのだ。

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