◎インプロヴァイズ
○シャイニープリンス
▲ナンシーシャイン
△ガイヤースヴェルト
△ミエノワンダー
△シンネン
△フラムドクロワール
△アドマイヤドバイ
牝馬を交えた小回りコースのハンデ戦だけに、なかなか難解な一戦だ。トップハンデ56キロを背負う牡馬3頭を上位とみたいが、桜花賞で善戦したサンブルエミューズ、ナンシーシャインの両頭も54キロのハンデ…「牝馬2キロ減」を考えればハンディキャッパーの評価は互角ということ。牡馬、牝馬ともにそれぞれの春のクラシックシーズンを経ての臨戦だけに力量の比較をより難しくさせる。こういう時は実績にとらわれずに調子の良さを重視して買う馬をピックアップするのもひとつの手。
◎は前走でようやく500万条件を卒業したインプロヴァイズ。4月下旬、時期的に強い馬たちが勝ち上がった後で手薄なメンバー構成ではあったが、上がりの速い流れの中、後方から持ったままで上位に進出、あっさりと抜け出し最後は手綱を抑える余裕を見せた勝ちっぷりは圧巻の一語。将来性を感じさせるそれであった。引き続き好調子キープ、実績上位の相手より2キロ軽い54キロなら互角の戦いが期待できる。続けて手綱を取る戸崎騎手の騎乗もプラス材料でありここはチャンス十分とみる。
穴馬から入るのでヒモは手広く。併せ馬の動きが良かったシャイニープリンス、桜花賞の後、ここを目標に調整してきた牝馬・ナンシーシャイン等を相手筆頭に、人気どころに流したい。
【馬連】流し(15)軸(3)(6)(7)(9)(12)(13)(16)
【3連単】フォーメーション(15)→(6)(9)→(3)(6)(7)(9)(12)(13)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。