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【ドラマティックレビュー:宝塚記念】復活の宝塚? Gシップ3強決戦を制す

 念願のGI制覇を遂げ勢いに乗るフェノーメノ。ジャパンカップでオルフェーヴルを負かし、今年の初戦は海外遠征ながらも、ドバイシーマクラッシクでは2着とワールドクラスの実力を見せたジェンティルドンナ。天皇賞でロングスパートが不発に終わり、今回は内田騎手が2週前から調整するなど巻き返しを狙うゴールドシップ。オルフェーヴルが回避したため、4歳の最強馬決戦となった今年の宝塚記念。そんなレースを制したのはゴールドシップだった。

 「いつもとは違う競馬をしたい」とコメントしていたゴールドシップ陣営。内田騎手は宣言通りスタートから押して押して前のポジションを取りにいった。思い返せば3歳時には共同通信杯で前につける競馬でのちのダービー馬、ディープブリランテに完勝。後方一気しかだけの馬ではない。しかし、この大舞台でいつもと違う競馬を選択するのはどうなのかと3強の中で一番評価を下げていたが、レースの流れと馬場状態がゴールドシップに味方した。

 レースはシルポートが後続を20馬身ほど離す大逃げ。シルポートを交わし先頭でゴールするには瞬発力だけでなく、それを持続するスタミナが必要になる。となれば、ゴールドシップの望む展開。さらに最終週の荒れた馬場。最後の直線でシルポートと2番手でレースを進めていたダノンバラードをとらえ、3馬身差の快勝。瞬発力自慢のジェンティルドンナは荒れた馬場で極上のキレも発揮できず3着に終わった。

 昨年の覇者オルフェーヴルもゴールシップと同じく天皇賞・春で凡走したが宝塚記念で復活Vを決めた。これからの宝塚記念は復活Vがトレンドとなるか。来年、上半期の大一番で一発を狙うなら、リベンジに燃える馬の1着固定で狙ってみるのもアリかもしれない。

〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。昨年度のおこづかい馬券の成績は回収率137%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。

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