「前走の香港戦は残念な結果になってしまったけど、その後はこのレースを目標にしっかりケイコを積んできた。休養明けになるが、力を出せる態勢にある」と奥村助手は4カ月ぶりの実戦を前に、万全の仕上がりを強調する。
昨年のこのレースは函館から札幌への輸送でカイバ食いが落ちて7着に敗退。それを教訓にして、今年は2週前の5日に早々と札幌競馬場へと移動した。
「去年は直前輸送が影響したけど、今回は早めに入厩して馬体もフックラしている。このデキなら本来の姿を見せられる」と同助手はきっぱり。グランプリホースの名に恥じない走りを約束した。
【最終追いVTR】蛯名騎手を背に芝コースで単走。5Fから14-14のラップを刻んで、直線は馬場の真ん中。鞍上の手綱が緩むと、スッと伸びてラスト1F11秒4でフィニッシュした。これが札幌入り後、3本目の時計で、馬体、息ともきっちりできている。