アークティック・モンキーズのメンバーは、ニルヴァーナが1991年の大ヒット作『ネヴァーマインド』で魅せたドラムのオーバーラッピングを再現したかったという。そんな理由で、『ネヴァーマインド』が収録されたバンナイズ市のサウンド・シティ・スタジオでレコーディングを決めた。
「かなりライブっぽく収録したかったのさ。それに『ネヴァーマインド』が収録されたドラムの部屋がそこにあったしね。つまりそれがハイライトだったってことさ」とボーカルのアレックス・ターナーはコメントした。
レコーディングはアメリカ西海岸で行なわれたが、アレックスは殆どの曲をニューヨークの自宅4階で書き上げたと語った。
「1階で曲を書かなかったのは初めてだね。テレビで放送されていた『トランスフォーマー』の音を消して見ていて、画面に合わせて演奏し始めたんだ。ヌーヴェル・ヴァーグのフランス映画って言いたいところだけど、『トランスフォーマー』だったんだよね」
アークティック・モンキーズの4作目『サック・イット・アンド・シー』は、6月1日に日本先行発売。