水曜夜10時のオンナの対決として注目を集めている綾瀬はるか主演「きょうは会社休みます。」(日本テレビ/水曜午後10時〜)と、沢尻エリカ主演「ファーストクラス」(フジテレビ/水曜午後10時〜)の第2ラウンドは、綾瀬の圧勝となった。
10月22日放送の第2話視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、「きょうは会社休みます。」が17.0%、「ファーストクラス」が8.3%で、ダブルスコア以上の差がついた。
15日放送の初回は、「きょうは会社休みます。」が14.3%、「ファーストクラス」が8.8%で、「きょうは会社休みます。」は2.7ポイントアップ。「ファーストクラス」は0.5ポイントダウンとなり、差が縮まるどころか、逆に広がってしまった。
「きょうは会社休みます。」は彼氏いない歴(処女歴)30年の地味なOL・青石花笑(あおいし・はなえ=綾瀬)が、30歳の誕生日に同じ会社のアルバイトで、9歳年下のイケメン大学生の田之倉悠斗(福士蒼汰)と一夜を過ごし、処女卒業。恋愛経験がないなかで、戸惑いながら初めて男性と付き合うことになるというストーリー。
第2話では田之倉から交際を申し込まれ、花笑は保留するも連絡先を交換。う余曲折の末、最終的には田之倉の申し出を受け入れるという展開だった。
「ファーストクラス」は、経営危機のファッションブランド「TATSUKO YANO」の新進気鋭のデザイナーである吉成ちなみ(沢尻)が、着任したばかりのクリエイティブディレクターの廣木リカ(木村佳乃)、社長の矢野竜子(夏木マリ)らの“悪女”と闘う姿を描いたドラマ。
第2話では、セレブにちなみがデザインした洋服を着せたところ、話題沸騰となり注文が殺到。しかし、洋服の製造を依頼していた工場から突然断りの連絡が入り、対応に追われるという展開だった。
第2話にして、早くも明暗くっきり分けた両ドラマ。さすがに、この形勢を逆転することはかなり困難だが、「ファーストクラス」が今後どこまで意地を見せることができるか注目だ。
(坂本太郎)