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お笑い要素排除の『27時間テレビ』がつまらなすぎると批判殺到

9日から10日かけて放送されたフジテレビ『27時間テレビ』がつまらなすぎると批判が殺到している。

フジテレビの看板番組である『27時間テレビ』は、タモリ・ビートたけし・明石家さんまのBIG3やSMAP・ダウンタウンなど旬な芸人が登場し、「さんまレンジローバーボコボコ事件」や「笑福亭鶴瓶全裸事件」など、数々の伝説を残してきたが、最近は視聴率が低迷し、飽きられていた。

そこで第1回から31年目となる2017年は、笑いの要素を薄め、「日本の歴史」にスポットを当てた内容に一新したのである。

結果、レンジローバー事件や鶴瓶事件など、出演陣の豪華さと生放送であるがゆえの突発的なハプニングや「お祭り感」は鳴りを潜め、日本の歴史を絡めたドラマや事前収録された特集が中心の番組が27時間にわたり放送された。

これに視聴者は賛否両論。歴史好きからは「面白かった」「タメになった」という声も出たが、歴史に興味のない層からは「つまらない」「何をやっているかわからない」と非難が。

さらに『27時間テレビ』で長年放送されていた『さんま・中居の今夜も眠れない』も今回は放送されなかったため、「従来の醍醐味が失われた」「何が面白いのかわからない」との声が噴出することになった。

「かつての『27時間テレビ』といえば勢いがあり、バラエティの最先端を行っていたフジテレビがその力を見せる番組でしたが、それも今は昔。

視聴率低迷、スポンサー離れの進むフジテレビに、豪華芸能人を集める資金力も、それを活かす力も、もう残っていません。今回の『27時間テレビ』は、現在のフジテレビの苦境を世に晒したような印象です。

ですが、芸人がバカ騒ぎした従来の『27時間テレビ』を放送しても、結局『つまらない』『代わり映えしない』と批判されたであろうと思われます。

時代が27時間同じ内容のテレビ番組を放送するということを求めなくなった、ということではないかと。同じ歴史を振り返るなら、フジテレビが持つ過去のバラエティ番組を再放送したほうがよっぽど視聴率がとれるでしょう。

やはりどこかずれていると言わざるを得ませんね」(芸能ライター)

『27時間テレビ』は、もはや時代遅れなのか。

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