致命的ともいえる出遅れがありながら、前走の中山記念(3着)では大外から驚異的な伸び脚で0秒2差まで肉薄。前々走・ニューイヤーS(1着)の勝ちっぷりと併せて、もう完全復活といっていいだろう。
今朝(28日)もその充実ぶりを示すように、Wコースで5F63秒7、上がり3F37秒8→12秒5を馬なりでマーク。軽快なフットワークを披露し、好仕上がりを印象付けた。
「使った後の疲れはないし、この間より具合ははるかにいい。(ハンデの)57kgも大丈夫」と、堤助手の顔も自然とほころんだ。
ただ、弱点がいまだ解消されていないのも事実。中山記念でも見せた出遅れ癖だ。同助手も「それに尽きる。前走でも流れに乗れていないからね。先週、ゲート練習を2回やったんだけど、イマイチだった。今週も乗り役(蛯名騎手)を乗せてやるつもり」と、やはりスタートを課題に挙げていた。