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好きなアニメ・漫画のキャラクターを口説いてみよう! 「アムロ、イキまーす!」

 第十八回目の今回は、『機動戦士ガンダム』アムロ・レイの口説き方を伝授しよう!

 1979年にTVアニメがスタートし、今や日本を代表する人気アニメシリーズの第一作目『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイの口説き方を伝授しよう。

 アムロ・レイは、内向的な少年である。しかし幼馴染・フラウ・ボゥ、年上の女性・マチルダ・アジャン、クールビューティ−・セイラ・マス、ミステリアス・ララァ・スンなど、彼の周囲には魅力的な女性がよりどりみどりである。夜の妄想相手には決して困らず、毎日日替わり定食といったとこだろう。

 その中で順位を決めるとすれば、一位がララァ・スン、二位タイがマチルダ・アジャン、セイラ・マス、四位がフラウ・ボゥと言ったとこだろう。つまりアムロは、自分に尽くしてくれる親しみやすいフラウ・ボゥの様な女性より、ララァ達の様な自分を翻弄する謎めいた美人が好きなのだ。

 一人で自宅に引きこもり、趣味のメカいじりを黙々とやっていた割には難易度の高い女性に惹かれている。もしくは他人とのコミュニケーションを取らなさすぎて妖精を見てしまっている可能性も高い。アニメオタクが「現実にそんな女いねぇよ!」という女性に幻想を抱くのに似ている。

 そんな夢見るアムロの落とし方であるが、まず一発ビンタをかまそう。彼の目を覚まさせるのだ。すると彼は、名言『親父にもぶたれたことないのに!』と叫ぶ。しかし躊躇せずもう一発ビンタをしよう。それに対しアムロが『二度もぶったね!』と言い放つ。そこで初めてあなたは二位タイのセイラ・マスの名言『軟弱物!!』という言葉を浴びさせよう。

 この様に、あまり殴られたり怒鳴られたことがなかったアムロにそれをすることが重要なのだ。そうやって自分を意識させ食いつかせた後に、同じく二位タイのマチルダに習い、大人の魅力を振り撒きながらアムロとの距離を置いてみよう。それでもアムロが食い下がって来たら、ほぼアムロをゲットしたと言っても過言ではない。そしてここで最後のトドメにかかろう。作中でアムロがララァを誤って殺してしまった様に、アムロと殺傷沙汰の諍いを起こし、死んだふりをして姿を消すのだ。そして2週間くらい経ってアムロの自責の念がピークになったとき、

 「実は生きていました…(ミステリアスな声で)」

 と、ひょっこり姿を見せよう。これで100%アムロはあなたの虜だ。ララァはアムロにとって忘れられない人物である。ララァとのエピソードをデジャブさせた上であなたが生きて帰って来くれば、あなたはアムロの中のララァを超えることができるのだ。

※本当に殺傷沙汰にならないように気をつけてください。雰囲気で大丈夫です。

<結論>
 アムロを翻弄しよう!

 安室奈美恵さんがデビューされて、世間が「アムロちゃん」「アムロちゃん」と騒いでいた当時、アニメオタクである自分はアムロ・レイのことだと思って疑わず、しばらく世間と噛みあいませんでした…。
(福山理絵)

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