AKB48の新曲「Everyday、カチューシャ」(25日発売)に投票券が封入され、CD1枚につき1票投票できるため、自ら推すメンバー(=推しメン)の順位を少しでも上げようと、1人で100枚単位ものCDを購入するファンが続出しているが、“ビジネス”のための大量購入もあったようだ。
「25日に開票速報が発表されたが、その直後からネット上で5500枚購入したという自称・大島優子ファンが話題になった。自身のミクシィに部屋いっぱいに積まれたCDの写真とそれらしい“優子推し”のコメントをつづっていたから、この“組織票”で大島が有利かと思われた。ところが、その大量購入者は別の人のツイッターで『実は写真の中のあの人は優子推しじゃなくて、ただのCD転売屋さんです。その人は私の知り合いで、AKBのファンじゃない』と指摘された」(同)
“総選挙効果”は絶大で、同曲は初回出荷枚数がデビュー以来最高の145万枚で、店着初日の24日に94.2万枚を売上げミリオン突破は確実となったが、転売屋などにとっては稼げる一品となっているようだ。
「ヤフーオークションに出品された『投票券100枚』12万円以上の高値で取引されたり、特典の生写真がまとめて出品され高値で取引されたり、CDそのものよりも特典の方が価値があり、転売目的の購入者が多いのは明らか」(ベテランオークションバイヤー)
では、“有権者”の実数はどのぐらいなのだろうか?
「昨年の総投票数は約40万8000票で、今回は2倍以上が予想されている。そこで“有権者”の目安となるのが、ファン1人1冊必携と言われて『AKB48 総選挙 公式ガイドブック』 (講談社MOOK)。約30万部発行され、完売が見込まれているというから、リアルな“有権者”は25万人前後と思われる」(出版関係者)
それにしてもおととしの第1回の総投票数は約6万票だっただけに、わずか2年でのAKBの躍進ぶりは仰天だ。