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武蔵野S(GIII、東京ダ1600メートル、8日) ダート王カネヒキリが復帰

 一昨年6月の帝王賞で2着して以来、実に2年4カ月ぶりの実戦になるカネヒキリ。屈腱炎によるブランクだっただけに、何より気になるのはその脚元だが…。

 乗り込みは脚元に負担の少ない坂路中心。1週前には武豊騎手が騎乗して800メートル53秒2、ラスト1F14秒4。時計のかかる馬場状態だったとはいえ、往年の鋭い動きには程遠かった。
 清山助手は「順調に乗り込んできたし、ジョッキーにも感触をつかんでもらった。ただ、この時期だけに体がどこまで絞れるか。あとはレース勘もちょっと心配」と不安点を挙げた。
 JCダート、フェブラリーSなどダートGI4勝、ドバイワールドCでも4着するなど、その底力は圧倒的といっていい。「今回はそこに期待だね。何とか能力で格好をつけてほしい」と話していた。

 【最終追いVTR】坂路で3歳1000万と併せ、800メートル53秒0→39秒1→13秒0。追い出してからの反応は上々で1/2馬身先着した。重苦しくかった先週とは一変。長期休養明けだが、太め感はなく八分程度の仕上がりにはもってこれた。

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