そんな中、平手本人の激怒事件もファンの間で注目を集めている。しかし、彼女が激怒したのは、キンタロー。ではなく、秋元康だった。
5月3日に放送されたラジオ番組『今日は一日“秋元康ソング”三昧2018』(NHK-FM)に、平手が生出演。この日は、主演映画『響-HIBIKI-』の撮影中だったという平手だが、秋元から「(撮影が終わったら)おいでよ」と誘われ、急遽、番組に駆けつけたのである。
同番組では、2人の関係性を伺わせる貴重なトークが披露された。
秋元によると、平手はクリエティブな能力を兼ね備えており、CDのジャケットやライブ演出だけでなく、欅坂以外の提供曲を試聴してもらい、相談することが多々あるという。逆に平手からも、YouTubeにある気に入ったダンスや演出の動画を「こういうの面白くないですか?」と、秋元にLINE経由で送っているとのこと。しかし、それらのやり取りがキッカケで、平手が激怒する事態が起きた。
ある日、いつものように秋元が楽曲の感想を平手に求めたことがあったという。
「僕が“これがいいな”と思う曲をたまたま『平手、これどう思う?』って言うと、『あ〜、良い曲ですね』って。やっぱりこの曲、良いんだなと思って。で、それをあるアーティストに使ったら、すっごい怒られたの。『あれ使ったんですか!』って。(略)もう、どう考えても、すっごい激怒して」
その曲は、数々のグループをプロデュースする秋元の元に集まった作品の1つであり、欅坂46のために用意された曲ではなかった。しかし当時、平手は秋元に「(この曲を)やりたい!」と伝えていたものの、別のグループに提供されてしまったことで、「もうホントに怒りました」「私、やりたいって言ったもん! ちゃんと」と、初めて秋元に対し、激しい怒りをぶつけたと明かした。
そのことを秋元は忘れていたそうで、平手に謝罪すると、今後彼女が「良い」といった曲は、他のアーティストに提供せず、“平手フォルダ”を作ってキープしておくことを約束。そのため、これからの新曲は、平手の厳しい審査をくぐり抜けた作品となるのかもしれない。