2歳時にデビューしてからずっとダート路線を歩んできましたが、体質が丈夫になってきたので昨秋に芝を試したところ、ダート以上にスピードを生かせる走りを見せ、陣営の思惑通り適性はバッチリでした。
その初芝挑戦だった前々走の宝ケ池特別が0秒1差2着。そして、前走の鳥羽特別は初の1200m戦で後方からの競馬。道中は馬込みの中で動けない状態が続きましたが、直線でバラけたスキを逃さず、あっという間に前を捕らえてしまいました。メンバー最速の上がり3F33秒6を軽く叩き出し、最後は抑える余裕もありましたからジョッキーのガッツポーズも決まっていましたよ。1分7秒8の時計も優秀です。
レースは脚をうまくため、終いに生かす形が理想ですが、流れに乗じて好位から競馬できるスピードもあり、自在性豊か。精神面の成長も大きいようですね。中間もしっかり乗り込まれており、好調キープ。持ち前のスピードとセンスでここもクリアしてくれることでしょう。