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仙台の中学校教頭が元交際女性へのストーカー行為で逮捕される

 宮城県警塩釜署は3月5日、元交際相手につきまとったり、繰り返し電話をかけたりしたなどとして、ストーカー規制法違反容疑で、同県仙台市立根白石中学校の教頭・長井真一容疑者(53=同県塩釜市清水沢)を逮捕した。

 長井容疑者は「電話やメールはしたがストーカーとの認識はなく、つきまとったのではなく会ったのは偶然」などと容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は2月下旬、塩釜市に住む元交際相手の40代アルバイト女性に、面会や復縁を求める電話やメール送信を十数回繰り返したほか、自宅までつきまとうなどのストーカー行為をしたとしている。

 別れてからもメールを送ってくるなどしたため、女性が警察に相談。同署が2月に口頭で警告したが、その後もストーカー行為を繰り返したという。

 仙台市教育委員会によると、長井容疑者は83年4月に採用された勤続20年のベテラン教師。昨年4月から同中学校に赴任したが、勤務態度に問題はなく、5日も通常通り出勤していたという。市教委は「信用を損なう行為で、事実を確認して厳正に処分する」としている。

 別れた元交際女性に未練があったのだろうが、ストーカーは犯罪行為。相手が拒絶しているのにつきまとった上、警察から警告を受けてもなお、ストーカー行為をやめなかったのでは、お縄になっててもやむを得ないだろう。

 教師とて人間だ。ヨリを戻したい気持ちは分からぬではないが、中学校の教頭という社会的な立場をわきまえてほしいものだ。
(蔵元英二)

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