同書は、4年ぶりの発売となる写真集「bloom」と、「月刊ザテレビジョン」での4年分の連載をまとめた小冊子「roots」の2冊組。「bloom」(-開花-)は武井自身もアイデアを出し、海辺、部屋、ドライブ、下町など様々なシチュエーションで撮り下ろし。「roots」(-根・ルーツ-)には連載から未公開カット、インタビューの再録も掲載する。自身の半生や女優業への思いを告白したロングインタビューもあり、17歳から21歳までの武井のすべてを感じることができる作品となっている。
「嘘をつかない」ことに一番こだわったという同書。「自分が思い描くイメージにぴったりにできているのかや、これで間違っていないだろうかなど色々な不安があったのですが」と、完成したものを目にするまでは不安があったことを明かすも、「10年後に見てもきっと素敵だなと思ってもらえる本になったのではと思います」と出来栄えに自信を覗かせた。
「roots」に連載が収録された2012年から2015年までの4年間を振り返り、「4年前の自分はすごく背伸びをしようとしていたところを、今はフラットな状態でいられるところが変化したところかなと思います」と心境を紹介。「大人っぽいと見られていたから、自分がすごくがんばっていた部分があったのだなと、この『roots』という本を読んだら自分でも思いました」としみじみと語った。(竹内みちまろ)