本作はいくえみ綾氏による同名漫画が原作のドラマである。婚約者に婚約を破棄された元OLの小暮也映子(波瑠)が、バイオリン講師である久住眞於(桜井ユキ)のもとでバイオリンを習い、同じ門下生である大学生の加瀬理人(中川大志)や主婦の北河幸恵(松下由樹)と絆を深めていくというストーリーだ。
※以下、ネタバレ含む
第9話では、長らくお互いの気持ちを伝えられずにいた也映子と理人が付き合うという展開となった。社会人と大学生、すれ違いの日々を過ごす中、なかなかキスをしてくれない理人の頬に、也映子からキスをして、2人はいいムードに。しかし、そこで也映子は「好きのその先が怖いです。多分私すぐ理人くんに好きのその先を求めてしまう。でも、それは無理な話で。だってあなたはまだこれからの人なわけで」と、8歳年下の理人との「年の差」に対する不安を爆発させてしまい、2人の仲はギクシャクしてしまう。
視聴者からは、「私も相手が大学生の時は同じことで悩んだから、也映子の気持ちめっちゃ分かる。学生と社会人じゃ生活スタイルも考え方も違うし」「28歳だと結婚考えちゃうよね。私も同じ時期に年下彼氏と揉めた(笑)好きすぎると、どうしても確証が欲しくなって、結婚焦っちゃうんだよね」「確かに自分が年下のイケメンと付き合えることになったら、幸せすぎて逆に怖くなっちゃうかも」と共感の声が集まっている。
「也映子は一度婚約破棄をされたことから、恋愛や結婚に対してマイナスなイメージを抱いてしまう節があります。とはいえ、眞於先生への未練を捨てて『年の差なんて関係ない』と真っ直ぐに想いをぶつける理人を、半ば突き放すような也映子の言動は、あまり賢明とは言えません。一部の視聴者からは『也映子めんどくさすぎ!こんなイケメンと付き合える機会そうそうないんだから、もっと楽しめばいいのに!』『卑屈になりすぎじゃない?理人君が可哀そう…』という声も非難の声が挙がっています。今後、2人がこの問題をどのように乗り越えるのかが、物語のカギとなるでしょう」(ドラマライター)
也映子の言動に共感や不満の声が集まる中で、幸恵世代の視聴者からは「私達から見れば也映子だってこれからの人。若いんだから、気にせず頑張れ!」「この年になると、8歳差なんて大したことないって思うようになるよ。年齢じゃなくて、好きって気持ちを優先してほしい」と2人の恋を応援する声も集まっている。
本作の最終回となる次回では、家出した幸恵を也映子と理人が迎えに行くという展開になっている。果たして、也映子と理人の恋の行方はどうなるのだろうか。3人の関係性が最終的にどのように変化するのかという点も併せて注目したい。