本作はいくえみ綾氏による同名漫画が原作のドラマである。婚約者に婚約を破棄された元OLの小暮也映子(波瑠)が、バイオリン講師である久住眞於(桜井ユキ)のもとでバイオリンを習い、同じ門下生である大学生の加瀬理人(中川大志)や主婦の北河幸恵(松下由樹)と絆を深めていくというストーリーだ。
※以下、ネタバレ含む
第8話では、也映子・理人・幸恵の3人が家族や友人を招いてミニコンサートを開催するという展開に。コンサートの終盤のMCで、幸恵は「年齢も立場も違う3人です。バイオリン教室がなければ出会うことのなかった3人です」「私もこの年になってよもや…。こんな若くて楽しい仲間ができるなんて、思ってもみませんでした。ありがとう、也映子ちゃん。理人君」と涙ながらに語るシーンが大きな反響を呼んでいる。
視聴者からは「幸恵さんにつられてもらい泣きした〜。幸恵さんは夫の浮気とか義母の介護とかいろいろ乗り越えてのコンサートだからね。感慨深いわ」「趣味は技量じゃなんだよね。誰かと一緒に頑張るってことに意味があるって、幸恵さんに気付かされた」「3人が出会った時の回想シーンとか流れたから、今日が最終回かと思った…。3人の成長にうるっときた」と感動の声が集まっている。
また、也映子と理人の恋を見守る幸恵の姿にも共感が集まっている。ミニコンサートの打ち上げの店で酔った幸恵は、理人が也映子に告白するためにお酒を控えていることを察し、「セーブしてるのよねえ?このあと…オッホッホッ」「や〜だ〜もう。ニヤニヤしてきちゃう」と言いながら笑う。そして、気を利かせてトイレへと席を立った幸恵は、陰から2人の様子を見守り、理人が也映子に「明日…日曜日、時間ありますか?」と告白のアポを取ると、ガッツポーズをする。
まるで視聴者の気持ちを体現するかのような幸恵の言動に、視聴者からは「ニヤニヤしちゃう幸恵さん可愛い」「幸恵さんがニヤニヤするところで、私もニヤニヤしてる」「幸恵さん、視聴者目線すぎる(笑)」という声が挙がっている。
「幸恵は也映子や理人と年が離れているため、視聴者と同じ目線で2人の恋を見守っているのでしょうね。幸恵は家庭を持っているため、『同じフィールドにはいない』とうらやましがりながらも、也映子や理人の関係を応援しています。アラフォー世代の視聴者からは、『当事者ではないからこそ、也映子や理人に上手くいってほしいって思うんだよね』と幸恵に共感する声も挙がっています。また、幸恵はいつまでも告白しない理人に喝を入れたり、也映子と理人が2人きりになるように気を遣ったりするなど、2人の恋の進展に一役買っている重要なキャラクターでもあります。最終回まで2人をどのように導いていくのかが注目されるでしょう。」(ドラマライター)
果たして、最終回までに也映子と理人は結ばれるのだろうか。幸恵の活躍も併せて注目したい。