先日、無事に男児が退院した際、母親が取材に応じたのだが、その様子が繰り返しテレビで流されたことについて、フィフィは「昨日2歳児を抱いた母親が短くマスコミに応じていましたが、なんとか見出しになるようなこと言わせたい、男児の顔を撮りたいという会見に違和感を覚えました」とツイート。さらに、男児を発見したボランティアの尾畠春夫さんへの報道に関しても、「発見したボランティアの方にも男児に会いたいかなんて聞きに行ったり、そこまでして作る感動ポルノに酔いしれたい人達がどれだけいるだろう」と綴り、マスコミの対応をぶったぎった。
これを受け、ネット上には「言葉が過激すぎ」というフィフィのツイートに関する指摘も一部で見られたが、ほとんどの人がフィフィに同意。「母親に会見させるとか異常」「尾畠さんはボランティアを評価してもらう為にやっている訳ではないのに、過剰に持ち上げられ逆に気の毒」「はじめからとにかく無事よりもネタが欲しい感があった」「大阪で犯罪者が逃走しているときも、トップニュースは2歳児だった。数字が取れればなんでもいい」といった声が相次いだ。
今回の過剰報道に関しては、以前から批判的な声が多く、特に『ミヤネ屋』(日本テレビ系)で尾畠さんが取材に応じた際には、司会の宮根誠司が尾畠さんのプライベートを探るような質問をして批判が殺到した。また、“ボランティアが男児を見つけた”という感動ストーリーを作りあげるような報道の仕方も多く、それに違和感を覚えた視聴者も少なくはなかった。
そんな中、一部のネットユーザーの間で話題になっているのが今回の件をきっかけに「ボランティアに対するいいイメージをつけようとしているのではないか」という疑惑だ。東京五輪のボランティアが不足していることは以前から叫ばれているが、ネット上では「過剰報道すぎてボランティアに対する印象操作にしか感じない」「ボランティアの尾畠さんを利用してる」との声が多く挙がっているのだ。
実際、印象操作をしているかどうかは定かではない。しかし、踏み込み過ぎない報道を視聴者が求めていることは事実のようだ。
記事内の引用ツイートについて
フィフィの公式Twitterよりhttps://twitter.com/FIFI_Egypt