まず午前9時半から、ロッテ浦和球場の隣にあるロッテ浦和工場を見学。ルーキーたちは「コアラのマーチ」、「ガーナミルク」の生産過程を1時間ほど眺めた。初めて見る光景に選手たちは興味津々の様子だったという。
ロッテの主力商品である「パイの実」のファンだと公言しているドラフト1位のスーパールーキー佐々木朗希投手はコメントを寄せた。
佐々木投手は「工場を見学するのは初めででした。とてもチョコレートのいい香りが漂っていて、不思議な感じがしました。一つのお菓子を作るのに細かい過程があり、いろいろな人が携わっていることが印象に残りました」と振り返った。
さらに「自分も投手として過程を大事にしながら一つ一つコツコツと取り組んでいくことで、目標とする沢村賞を取れる投手になりたいと思いました。また、今回は大好きなパイの実の生産過程は残念ながら見学をすることができませんでしたが、パイの実が64層からなっていることを聞いてとてもビックリしました。何事も積み重ねが大事だと改めて感じました。自分もプロの世界で一つ一つ積み重ねていきたいと思いました」とコメント。パイの実の構造に驚きつつ、64層からなるパイの実のように、自身も実績を積み重ねていくと誓った。
工場を後にした選手たちは、ファームの本拠地であるロッテ浦和球場や、選手寮を見学。メディカルチェックを行った後、本拠地のZOZOマリンスタジアムに移動。球団の主要施設を見学した新人選手は、プロ入りの実感がさらに増したことだろう。
なお新入団選手発表会は9日に、都内のロッテ本社と千葉市内のホテルで済ませている。
(どら増田)