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『ブラックペアン』で代替なしで手術シーンに挑んだ嵐・二宮、料理もプロ並みまで修行

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 24日、嵐・二宮和也主演のTBS日曜劇場『ブラックペアン』が終了した。同作で二宮は、「オペ室の悪魔」と呼ばれる傲慢で冷徹な“天才外科医”渡海征司郎を怪演した。天才だけあって、クランクイン前から手術シーンのわずか数分間のために猛練習。緻密で繊細すぎるオペのシーンは、代替なしで臨んだという。

 振り返れば二宮は、昨年11月に公開された主演映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』でも、「天才」の冠を有した役を与えられている。“神の舌を持つ天才料理人”だ。二宮は本来、左利き。しかし、クランクインまでのおよそ2か月、料理監修を務める服部栄養専門学校で修業を積んで、右手に代えた。そして、包丁さばきを習得している。

「ニノといえば、超ゲーマーにして、自宅ではいっさい自炊をしないことを公言していますが、本作出演が決まってからは、トレーニングを兼ねて料理男子だったといいます。それを象徴したのが、メンバーの櫻井翔さんが司会を務めた音楽特番『THE MUSICDAY 夏の始まり 2016』(日本テレビ系)。生本番の直前まで学校で包丁を握っていて、手を切ってしまい、歌番組では絆創膏を貼っていました」(テレビ誌のライター)。

 同校に通っていたとき、父の偉大な一面にふれている。父は同校で日本料理を教えており、母はその助手だった。そして、二宮にマンツーマンで教えてくれたコーチが、父の元教え子だったのだ。現場ではずいぶん経ってから、「僕、二宮先生の生徒だったんですよ」と打ちあけられ、それを聞いてからはわざと高圧的な態度に出て、親しくなれたという。

 「幼いころから、両親に連れられて職場に来ていたので、服部幸應先生とも顔見知り。そんな美少年が嵐になって、服部先生が嵐の冠番組にゲスト出演する。ヘンな感覚でしょうね」(先のライター)。

 なぜか二宮の出演作品は、料理が重要なキーになっていることが多い。“ラストレシピ”しかり、03年の『熱烈的中華飯店』(フジテレビ系)、07年の『拝啓、父上様』(同)、08年の『流星の絆』(TBS系)なども、そうだ。

 物心がついたころから、口にするものすべてがおいしすぎたため、大人になると食への欲望が失せたという。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞俳優・二宮の神の舌は、天才を超えた域に達してしまったのかもしれない。

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