同世代のダイワスカーレット(桜花賞=1秒差5着)、ウオッカ(阪神JF=0秒7差5着)には埋めようがない差をつけられたことは疑いようのない事実だが、前走の桜花賞では出遅れながら、外から伸びて5着と力のあるところを見せた。今回はその難敵2頭が不在。鬼のいぬ間に何とかしたいところだろう。
2000mの距離適性が最大の焦点となりそうだが、1800mの札幌2歳S(3着)で差のない競馬をしており、何ら心配は必要なさそう。指揮官も「3歳牝馬だけの競馬だからね。距離も面白い。前走の終いの伸びを見る限り、2000mでも対応できるだろう」と、愛馬の新味に期待している。
そして、新たなる難敵ベッラレイアについては「一頭強いのがいるらしいじゃない?こちらも状態は元気だし、楽しみだね」と満面の笑み。もちろん、この新興勢力に負けるようなら、Dスカーレット、ウオッカへのリベンジは不可能を意味することぐらい、師は百も承知だろう。
今朝は芝コースで5F68秒6を馬なりで計時。中1週とあり、時計は遅いが、馬体の細化は見られず、力を出せる状態に仕上がっている。