まずは亀田親子の謝罪会見。自己弁護とウソを繰り返す亀田親子の謝罪パフォーマンスの裏に、「間抜けなマスコミはこの程度でいいだろう」というナメた魂胆がミエミエだった。
父親の史郎氏が今後について聞かれたとき「反則行為については指導していくつもりです」と答えているがとんでもない話。日本ボクシングコミッションから無期限のライセンス停止処分を受けているのに、まだ指導するつもりでいる。さらに「タマ、打ってけ」と集音マイクが拾っているのに「(反則は)指示していない」と開き直る姿に、謝罪の気持ちなどこれっぽっちも見て取れない。大毅はたった2分で一言も発しないままに会見の場から逃げてしまう。
マスコミ攻勢を受けると「未成年だから…」と未成年を盾にして罪を逃れようとする。これは光市の親子殺人事件で少年法を盾にして「無罪」を主張する元少年と変わらない。
当然のようにCMは全滅。サントリー、ローソン、ナイキなどを含めて個人スポンサーが契約を結んでいたが、今や昔。今回の反則が自らにとどめを刺した。これを自業自得というのだろう。
沢尻エリカにも同様のことが言えよう。9月29日に行われた主演映画「クローズド・ノート」の超不機嫌会見以来、沢尻株は一気に下落。特に、商品イメージが生命線のCMは敏感で、イメージ悪化を懸念して次のCM契約の見通しがほとんど立たないという。事務所のお詫び行脚もむなしくスバル、明治製菓の「Fran」、カネボウの「SALA」をはじめ、お菓子メーカーなどのCMが次々に打ち切られている。
司会者からの質問に対して「別に…」「特にないです」という言葉は、タレントがギャグとして使い始め、流行にさえなっている。「諸悪の根源はすべて私にある」と謝罪して一件落着と思われたが、「スーパーモーニング」での謝罪インタビューが余波を広げてしまった。1つのメディアだけに出演して、自分の都合のいいことしか答えなかった行為に対する反発がマスコミには強い。その結果、逆に「反省の色がない」と指摘する声が拡大してしまった。